2015年12月28日月曜日

[2015 BEST ALBUM]#10 - #1



Fox & Kitten BEST ALBUM 2015を発表しております。
#30 -#11からの続き、#10 - #1の発表。
2015年の10枚です。

どぞー。


※デザインが崩れちゃうのが嫌だったので、youtube音源をSoundcloudのサイズで貼付けてます。   
音源のみチェックしていただくことを想定してますので、   
正規のサイズで映像を観たい方は「youtubeで見る」をクリックしてくださいませ。


# 10. the peggies / PPEP 1


東京の3ピースガールズバンド、the peggiesの今年5月に出た1st EP。
秋に1stフルアルバムも出てて、そっちも良かったんだけど、
5曲にぎゅっと凝縮されたフレッシュさでこっちを選びました。
キュートで瑞々しくってポップ。でも、ほんの少しの毒牙を覗かせる、
エモーショナルなガーリー・ロック。よく聴いたなあ。




 # 9. Mark Ronson / Uptown Special


2013年のDaft Punk、2014年のPharrell、そして2015年はこの男・Mark Ronson。
今年のアンセムと化したBruno Marsとの「Uptown Funk」を始めとする、
濃厚なファンク&ソウル汁に悶死。問答無用にかっちょいい仕上がりでございます。
Mark RonsonってUKを中心としたブレイクに留まってたんだけど、
このアルバムはついにアメリカでもヒット。グラミーにもノミネートです。




# 8.Ropes / dialogue



シンガーのアチコ、ギタリストの戸高賢史(ART-SCHOOL/MONOEYES)によるユニットの初フル。
極限まで研ぎ澄まされたギターとヴォーカルの豊潤なマリアージュ。
心地よい緊張感と、ほどけてゆるんでゆく精神とからだ。やさしくて美しい。




# 7.never young beach / YASHINOKI HOUSE



Yogee New Wavesのレーベルからデビューしたバンドの1st。
日常の風景と手を繋いだシーサイド・ポップにして「はっぴいえんどの子供たち」・・・
どころか、孫ですねこりゃ。Jack Johnsonなんかを聴いてた人たちにも聴いてほしいな。



# 6.YEARS&YEARS / COMMUNION


エモーショナルで繊細なエレクトロ・ポップを鳴らす、ロンドンの3ピースバンドの1st。
The 1975がシンセ・ポップ化したらこんな感じではなかろうかと思う。
聴き手を陶酔させる空気感の作り方が素晴らしかったです。
ヴォーカルのOllyくんは映画「God Help The Girl」への出演でも話題に。





# 5.  Giorgio Morder / Deja vu



「Random Access Memories」でのDaft Punkとの共演で再び火がついた?
伝説的な「ディスコの父」の30年ぶり新譜は、御年74歳とは思えぬエネルギッシュ&フレッシュな快作。
Kylie Minogue、Britney SpearsにFoxes、Kelisなど女性ばかりで豪華なゲスト陣もすごい。
このアルバムめっちゃめちゃ売れまくると思ってたのだけど、そうでもなかった模様。なぜだ。




# 4. BATTLES / La Di Da Di



言わずと知れたNYのインストゥルメンタル・ロック・トリオ、BATTLESの3rd。
Tyondai脱退直後の混乱も乗り越え、原点回帰のボーカル曲一切なし完全インスト作。
ポップさ、キャッチーさを排除し、ストイックに怒濤のミニマル・ハードコアを展開。
理知的な暴力に飲み込まれる体験は想像をはるかに超えております。悶絶の一語。




# 3.清竜人25 / PROPOSE




アイドル6人全員俺の嫁。
男子の妄想を具現化したかのようなぶっ飛んだプロジェクト、清竜人25の初アルバム。
清竜人の持ち前の動物的ファンクネスと、キュートなアイドル・ポップが濃厚に絡み合う、
革命的エンタテインメント。気づいたら謎の多幸感に溺れている・・・!





# 2. 水曜日のカンパネラ / ジパング



ヤフオクCMやら数々のメディア露出を経て、予感どおりのブレイクスルーと相成った水曜日のカンパネラ。
古今東西最新最高のHOUSE/HIP HOPを採り入れたKenmochi Hidefumiによるトラック、
そしてカリスマ性を激増させたコムアイの「盤上での怪演」っぷりに興奮しっぱなしでした。
10曲33分とコンパクトなサイズも好みで、繰り返しに耐えまくります。エンドレスリピ。



# 1. 星野源 / YELLOW DANCER




J-POPとブラックミュージックの完璧な融合を果たした大傑作!
12月にリリースされたばかりのアルバムですが、今年どころか過去数年遡ってみてもダントツ。
「SUN」や「Crazy Crazy」に代表される耳馴染みの良いPOPマナーと、
ソウルミュージックへの深い愛情が高水準で交わり、ガチの音楽好きから
ライトなJ-POP好きまでも虜にする素晴らしいアルバムです。
ポップなシングル曲もいいんですけど、アルバム収録の「Week End」や「Soul」
「ミスユー」「Down Town」といったR&B/SOULへの愛情モロ出しの曲がほんとサイコー。
「SUN」を聴くだけでは決して測りきれない魅力がアルバムを通して聴くとよくわかります。

そしてこれは全く個人的な意見なのですが・・・・。
星野源の今の音楽シーンでの立ち位置、女性を中心とした人気っぷり、ブラックミュージックへの傾倒、
・・・・といった幾つかのポイントから、小沢健二に重なるものがあるんだよな。どうかな。

以上!




Fox&Kitten BEST ALBUM 2015 (30)
1.星野源 / YELLOW DANCER 
2.水曜日のカンパネラ / ジパング 
3.清竜人25 / PROPOSE 
4.BATTLES / La Di Da Di 
5.Giorgio Moroder / Deja Vu 
6.Years&Years / Communion 
7.never young beach / YASHINOKI HOUSE 
8.Ropes / dialogue
9.Mark Ronson / Uptown Special 
10.the peggies / PPEP1
11.Only Real / Jerk At The End of the Line
12.ゆるめるモ! / YOU ARE THE WORLD
13.魔法少女になり隊 / 冒険の書1
14.(((さらうんど))) / See you,blue
15.tofubeats / POSITIVE
16.でんぱ組.inc / WWDD
17.Grimes / Art Angels
18.!!! / As If
19.lyrical school / SPOT
20.Mac DeMarco / Another One
21.Awesome City Club / Awesome City Tracks, Awesome City Tracks2
22.CANCERS / Fatten THE LEECHES
23.仮谷せいら / Nobi Nobi No Style
24.ふくろうず / ベイビーインブルー
25.LUCKY TAPES / The SHOW
26.吉田ヨウヘイgroup / paradise lost,it begins
27.The Go!Team / The Scene Between
28.ラブリーサマーちゃん / #ラブリーミュージック
29.Negicco / Rice & Snow
30.パルプンテ / プリミティヴ


去年に続き、TOP3が全て邦楽になりました。
こうして並べてみると相も変わらずヘンテコなチャンプルー状態ですね。
女性ヴォーカル大好きっ子の僕が、2014年のYogee New Wavesから今年の星野源と、
2年連続で男性ヴォーカルモノを1位にしてるのも、改めて意外な感じがしました。

Fox&Kittenは前身のblogから、洋楽インディロック&ポップを中心に扱ってきていたのですが、
2013年頃のビッグバンから内容がだいぶ変容してまして、今年もさらに進行するかな?
って思ってたんだけど、まあまあ洋楽聴いてたかも。それでも30枚中10枚だけど。
BATTLESの新譜がめちゃくちゃ良かったのはちょっと嬉しかった。




30枚の中には選ばなかったけど、よかったアルバムのリスト。
聴き込みが足りなかったのもあるっちゃある。

Adele / 25
Belle & Sebastian / Girls In Peacetime Want To Dance
cero / Obscure Ride
Charli XCX / Sucker
Chvrches / Every Open Eye
Clammbon / trilogy
Courtney Barnett / Sometime I Sit & Think & Sometime I Just Sit
Esno / Release
Gabrielle Aplin / Light Up The Dark
Galantis / Pharmacy
Ikkubaru / Amusement Park 
Jamie XX / In Colour 
Jose Gonzalez / Vestiges & Claws
LLLL / Cruel
Mourn / Mourn
Nate Ruess / Grand Romantic
OGRE YOU ASSHOLE / workshop
OK?NO!! / Rhapsody 
大森靖子 & THE ピンクトカレフ / トカレフ
Panda Bear / Panda Bear meets the Grim Reaper
the peggies / NEW KINGDOM
Skylar Spence / Prom King
Toro Y Moi / What For?
Tuxedo / Tuxedo
Yogee New Waves / Sunset Town EP 
吉田一郎不可触世界 / あぱんだ




では!
May the Music Be With You.