Fox & Kitten: ［BEST ALBUM］2017 1st Half

Fox&Kittenの上半期BEST ALBUM、2017。

やりました。

すでにtwitterにて発表してるんですが、

2017 1st Half Best Album by @RyuskeyZ (@foxandkittenmsc ) pic.twitter.com/FbIhMMIwK6
— ryuskey(Z) (@RyuskeyZ) 2017年6月30日

20枚選出。聴いた分母は35枚くらいです。だいたい。
リスト。

2017 1st half BEST ALBUM
1.Flo Morrissey & Matthew E.White / Gentlewoman,Ruby Man
2.The xx / I See You
3.藤原さくら / PLAY
4.CHAI / ほめごろシリーズ
5.Gorillaz / Humanz
6.Letting Up Despite Great Faults / Alexander Devotion
7.土岐麻子 / PINK
8.Lorde / Melodrama
9.集団行動 / 集団行動
10.フレンズ / ベビー誕生！
11.TOWA TEI / EMO
12.Sufjan Stevens, Bryce Dessner,Nico Muhly, James Mcalister/ Planetarium
13.yule / symbol
14.Yogee New Waves / Waves
15.大森靖子 / kitixxxgaia
16.At The Drive-In / Interalia
17.Grandaddy / Last Place
18.Dirty Projectors / Dirty Projectors
19.ナードマグネット / MISS YOU
20.Tuxedo / Tuxedo Ⅱ

1位から5位の顔ぶれはこんな感じでした。

（左上からFlo Morrissey&Matthew E.White/The xx、下段左から藤原さくら/CHAI/Gorillaz)

上位5枚はどれが1位になってもおかしくなかったんですけど、
結局は1月にリリースされたフロモリ＆マシューでした。やあ、本当にいいアルバム。
大天使・Flo Morrissey嬢とMatthew E.Whiteによる英米男女コラボレーション盤。
全編カヴァー曲で構成され、Velvet Underground、Bee GeesからJames Blake、Frank Oceanなんかをセレクト。
フロモリちゃんの無垢でドリーミーなイノセント・ボイスを、優しくホールドするMatthewさんの落ち着いた歌声が好相性。
年齢ひとまわりくらい違うみたいですが、大人の恋愛に憧れる無邪気な女の子が見える・・・。
という妄想が捗ります。
程よくグルーヴをはらんだアレンジも美味しすぎます。つまりは最高なのです。

Gentlewoman, Ruby Man

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Flo Morrissey & Matthew
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2位のThe xx、彼らにとって3枚目のアルバムだけど、少し変化がありました。
今まで内向きに閉じていたけれど、外側に向けて華やかに開いた感じ。
「On Hold」を初めて聴いた時の新鮮な驚き！
やっぱりThe xxは外しません。これまでの3枚、全てが名盤揃い。
5位のGorillazも含め、BEST5にフジロック初日出演者が2組もいる・・・のだけど、
3日目のみ参加なので、ちょっと複雑だったりします。

I See You [帯解説 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (YTCD161J)

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The xx ザ・エックス・エックス
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3位の藤原さくらについては熱く語りたい。
福山雅治とのアレとか「和製ノラ・ジョーンズ」だなんて陳腐なコピーで変に入りにくくなっている感もあるんだけど、
聴いたら本当に素晴らしくって！声がたまらなく素敵なのはもちろん、何よりもバックバンドの演奏が最高。
調べて見たらSPECIAL OTHERS、SOIL&"PIMP"SESSIONS、OvallのメンバーからH ZETT M、Kan Sanoまで
揃ってちょっとすごいことになってて、ヴォーカルを引き立て支える熟練のプレイヤーたちという構図が完璧にはまってます。
福山雅治の曲「Soup」もいい曲だと思うけど、藤原さくら自身が作曲した曲が9曲収録。
こっちのがいいと思うな。もちろんスピッツ「春の歌」のカヴァーは最高なんだけど。
「play with me」「SPECIAL DAY」あたりのエモみある歌い方が好き。
トレイラーみてください。

PLAY (初回限定盤)

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藤原さくら
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4位のCHAIはBEST TRACKでもセレクトしたけど、ほんとに面白い女の子バンドが出てきた！
大暴れしてほしい。レッチリmeets YUKIな「ボーイズ・セコ・メン」。

ほめごろシリーズ

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CHAI
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６位から10位はこんな感じ。

（左上：Letting Up/左下：集団行動/右上から土岐麻子/Lorde/フレンズ)

9位。
初期相対性理論の中心メンバーであった真部脩一による新バンド、集団行動の初アルバム。
一聴して、んー、やっぱりやくしまるえつこじゃないと！って思ったのもつかの間。
見事にハマってました。気づくと勝手に再生ボタン押してるんだもん。
まあ「別の世界線に存在する相対性理論」とも言えるんだけど、完全に中毒物質よ、これ。
6/28発売なのでギリギリ上半期だったけれど、一気に10位以内に食い込んじゃった。

集団行動

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集団行動
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7位の土岐麻子の新作は、ふんわり浮遊感あふれるソフト・シティ・ポップ。
名盤つくったと思う。こっちも気づいたらエンドレスリピート。
そして相変わらずお美しいです。

PINK

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土岐麻子
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8位のLorde。
4年ぶりの2ndアルバムだけど、まだ20歳とは信じられん熟成具合です。
１周聴いて、こりゃとんでもないアルバム作ったな、と驚愕。フジロック楽しみ。

メロドラマ

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ロード
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11位以下も何枚かピックアップ。

12位。
Sufjan Stevensを中心に、彼の音楽制作のパートナーであるJames McAlister、The Nationalの頭脳・Bryce Dessner、
ミニマル・ミュージックの第一人者・Nico Muhlyの4人で作り上げたアルバム「Planetarium」。
惑星から惑星へと旅をするコンセプチュアル・アルバム。
特に出色の出来である「Saturn」。快感・・・。

Planetarium [帯解説・歌詞対訳 / 特製ポスター封入 / 国内盤] (4AD0009CDJP)

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Bryce Dessner, Nico Muhly, James McAlister Sufjan Stevens スフィアン・スティーヴンス、ブライス・デスナー、ニコ・ミューリー、ジェームス・マカリスター Sufjan Stevens Bryce Dessner Nico Muhly James McAlister
BEAT RECORDS / 4AD (2017-06-09)
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13位のyule。
目新しいことをやってるわけではないし、正直既聴感/フォロワー感が強いとも感じたけれど、
クオリティが高かったおかげか、安心して聴けました。良いアルバム。