2014年12月26日金曜日

[2014 BEST ALBUM]#20 - #11



しわっす!

2014 BEST TRACKにつづいて、Fox & KittenのBEST ALBUMやります。
今年はけっこうアルバム買ったんですが、いちど気に入るとそればっか聴いて他を聴かず、
聴き込みが足りてません。ゆえに当初30枚を予定していたところ、20枚に留まりました。
 ※上半期のときも聴き込みできてない!って言ってるなー・・・。


では2014年の20枚。厳選。







#20.thai kick murph / Beauty and Youth
東京をベースに活動する男女4人組バンドの新体制第1弾EP。フリーDL
鍵盤をとりいれた女子ヴォーカルのインディポップバンドで、クラムボンっぽくもありますが、
大変な進化を遂げていてびっくり仰天。どこか沖縄民謡を思い起こさせる独特な歌い回しで、
エモーションの熱量が倍増。4曲入りのEPのなかで気持ちいいツボを何度も何度も押してくれます。



#19.Jenny Lewis / The Voyager
USインディ・シーンのフィメール・アイコンのひとり、Jenny Lewis。
2011年に自身のバンド、Rilo Kileyを解散してからは初の、6年ぶり3枚目ソロ。
アメリカン・ルーツ・ミュージックの香りを芳醇に漂わせたメロディアスでポップな楽曲たちを、
悲しみを乗り越えて悟りの境地に達したかの様な、リラックスしたムードで奏でられる傑作。



#18.The Griswolds / Be Impressive
Prismism/Fox&Kittenで散々プッシュしてきたオーストラリアのThe Griswoldsの1st。
初期Vampire Weekendなんかが引き合いに出される天然トロピカルな音つくりをしてきたという印象だけど、
クリアなシンセとハイトーン・ヴォーカルを全面に押し出したとってもシャープなアルバムに仕上げてきました。
きれいすぎるきらいもあるかもしれないけど、良曲が詰まったハイクオリティな1枚。



#17.tofubeats / First Album
神戸出身のトラックメイカー、tofubeatsのこれがメジャーFirst Album。
森高千里や藤井隆とのコラボ曲はじめ、今年はいろんなところで大活躍でした。
自身のバックグラウンドのHIP HOPやCLUB MUSICから、J-POPやアイドルシーンの面々との交歓まで、
色んなフィールドの様々な人々と、どうとでも絡めるフリーキーさが強み。
TVでもいけちゃうトラックメイカーってなかなかいないので、来年も色々面白いことやって欲しい。



 #16.Bleachers / Strange Desire 
「We Are Young」でおなじみ、FUN.のメンバーであるJackさんのサイド・プロジェクトBleachers。
インディ・ミュージック・ファンにも、大衆向けのポップソング好きにもリーチする、
そのバランス感覚が素晴らしい。ぶっちゃけFUN.より好きです。BEST TRACKにも選出。


#15.ゆるめるモ! / Unforgettable Final Odyssey
いまいちばん面白いアイドルグループ、ゆるめるモ!の1stフルアルバム。
HIP HOPからシューゲ、テクノにポスト・パンク、ニューウェイヴまで、
古今オルタナティヴ・ミュージック総覧といった印象の楽曲群を取り揃えつつ、
ゆるめるモ!独特のゆるい雰囲気で意外にも奇跡的なまとまりをみせた名盤。
ポップに弾け飛ぶ前半もいいのだけど、終盤4曲のやりたい放題(でもスウィート!)な流れが特に最高。
メンバーの出入りがやや多いのが気になる。上記ジャケ写からマイナス2名して現在6名。



#14.ナンバタタン / ガールズ・レテル・トーク
南波志帆とタルトタタンによる期間限定ガールズ・ユニット、ナンバタタンの初アルバム。
アルバムをまるごと手掛けたのはメジャーデビューも決まったふぇのたすの頭脳・ヤマモトショウ。
魔法の瞬間の金太郎飴状態で大フィーバー。、この中毒性は危険薬物指定するべき。
タイトルトラックには大森靖子も作詞で参加です。



#13.Antemasque / Antemasque
ヒロト&マーシーみたいに、結局このふたりは一緒に組んでしまうのね。
At The Drive-In〜The Mars Voltaで活動をともにしてきた、
オマー&セドリックによる新バンド、Antemasqueの1stアルバム。サマソニにも出てました。
At The Drive-Inに近しい、初期衝動バースト系ハードコアだけど、10数年の経験が溶かし込まれた味がある。



#12.Foxes / Glorious
少し時間が経って上半期3位から落ちたけど、Foxesの1stアルバム。
とにかくこの人はヴォーカルの力に尽きる。ライヴを見る機会にも恵まれたんだけど、
終始圧倒されました。ほんまもんってこういう人のことを言うんだよなと実感。
ZEDDの「Clarity」で有名になった事もあり、今でこそEDM的な立ち位置にコネクトしてますが、
彼女の歌のうまさ・表現力は、もっといろんなシーンで発揮されるべき。



#11.Sam Smith / In The Lonely Hour
来年のグラミー賞はたぶんこの人が総舐めのはずなのです。主要4部門ぜんぶノミネート。
いよいよ1月に国内盤がリリースされ、日本でもAdele並の売れ行きが予想されるUKのシンガー、Sam Smith。
Foxesと同じくヴォーカルの素晴らしさを堪能できる大傑作。色眼鏡は外して聴いてもらいたい。
Disclosureとコラボした「Latch」のSam Smith Versionも入ってる。


以上!
Fox & Kitten 2014 BEST ALBUM、20位から11位まででした!

続きは2014年内に。