大森靖子ちゃんを観て、夢が疼きました。靖子ちゃんに会いにいこうと思って、高円寺のフリーマーケットに洋服を買いに行ったんです。ゆったりしゃべれる場所だったので、夢のことをちょっと話したら「若いからなんでもできるでしょ」って言われて。---OTOTOY Interviewより抜粋
ヒロネちゃん、大学2年生、20歳。鍵盤弾き語り少女。
すぐに崩れてしまいそうな危うさのなかに、確かに見え隠れする芯の強さ。
鍵盤と声だけのシンプルなスタイルながら、死ぬほど美しいメロディと生々しいヴォーカル、詞の世界。
7月、術ノ穴から初の全国流通盤「きみの死因になりたいな」をリリースしたばかり。
OTOTOYのインタビューのエピソードがすごく良かったので冒頭で抜粋したのだけど、
3歳からクラシック・ピアノをやって親の敷いたレールにのっかって音楽学校に進学して、
でも何か違うって燻ってた女の子が、2014年の2月に大森靖子に会いに行って、背中を押されて。
すぐに無力無善寺に電話してライヴ決めて、曲をつくって。
自主音源を何枚か出してディスクユニオンのインディーズチャートで1位を飾り、
憧れの大森靖子の前座も経験し、これまた憧れの術ノ穴と契約して全国流通盤リリース。
矢継ぎ早に行動を重ね、1年あまりでここまで結果を出してきたことは刺激的だし、
すごくエモーショナルなストーリーを紡いできたことに感銘を覚えた。
そして、まだまだ世界は拡がっていく。
まずは彼女がはじめて書いた曲であり、代表曲でもある「少女事情」を。
「君の死因になりたいな」には未収録ですが、こればっか聴いてます。
少し相対性理論っぽさも持ち合わせてるポップ・ソングなので、するっと入ってくると思う。
アコギじゃなくって鍵盤弾く大森靖子?
それとも10代の少女に転生した矢野顕子なのかも。
歌い回し。歌詞の世界。ルックス。空気のつくりかた。
本人が強い憧れを示している事からもわかるように、大森靖子フォロワーであることは間違いないのだけど、
それだけでばっさり切れないふしぎな魅力。生々しく純粋で、静かに深く突き刺さる。
大森靖子が「さようなら」の絶唱で僕らを袈裟懸けに斬って捨てたのとは、また違う経験。
ライヴ映像。
一度生でみて確かめておきたいなーって思ってたら。
ぎゃー、ササクレフェス!
すばらしいメンツ!こりゃ行くわ。
[ヒロネちゃん - Official Site]
[ヒロネちゃん - Soundcloud]
ヒロネちゃん
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