Fox & Kitten BEST ALBUM 2016です。
#30 -#11に続いて、#10 - #1を発表します。
やっぱしBEST10はとても重要なのです。今年の10枚ということで残すしね。
10位から簡単にコメントつけております。
※デザインが崩れちゃうのが嫌だったので、youtube音源をSoundcloudのサイズで貼付けてます。
音源のみチェックしていただくことを想定してますので、
正規のサイズで映像を観たい方は「youtubeで見る」をクリックしてくださいませ。
#10. ミツメ / A Long Day
1st Halfと同じく、10位はミツメです。素朴なんだけど、絶品の旨味。
随所に散りばめられたポップなフックが、 押して欲しいところをピンポイントで刺激してくれる。
ミツメ
SPACE SHOWER MUSIC (2016-06-08)
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#9. 寺嶋由芙 / わたしになる
決してまっすぐではなかった彼女の、アイドルとしてのストーリーを知る人なら、
涙なしには聴けないだろう。高純度の天然水ポップスがたんまり詰まった大傑作。
寺嶋由芙
インペリアルレコード (2016-09-21)
売り上げランキング: 54,563
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#8. 片想い / QUIERO V.I.P.
カクバリズムは外さない。
メロウ&ファンキー、良い塩梅に黒くってスウィート。
片想い
カクバリズム (2016-08-03)
売り上げランキング: 34,921
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#7. Rihanna / ANTI
ソングライティングに重きを置き、トラックも派手さはなくダークかつディープ。
無駄なものが削ぎ落とされてとてもシンプルに。噛めば噛むほど味が出る、繰り返しに耐える傑作。
Rihanna
ユニバーサルミュージック合同会社 (2016-02-05)
売り上げランキング: 1,368
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#6. 宇多田ヒカル / Fantome
別格でした。2016年のJ-POPは完全にこの人のものでしたね。
こんなに宇多田ヒカル聴くことになるとは、First Loveの頃は思いもしなかったよ。
宇多田ヒカル
Universal Music =music= (2016-09-28)
売り上げランキング: 17
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#5. ナードマグネット / CRAZY,STUPID,LOVE
大阪をベースに、会社員やりながら活動を続ける4ピースバンドの初全国流通盤。
Weezerに多大なる影響を受けた、青臭い泣きのエモ/パワーポップを日本語詞で表現。
「モテキ」「(500)日のサマー」に自らを重ね合わせた全男子に聴いて欲しい。傑作。
ナードマグネット
THISTIME RECORDS (2016-05-11)
売り上げランキング: 57,585
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#4. 永原真夏 / バイオロジー
SEBASTIAN X(活動休止中)のヴォーカリスト・永原真夏の1stソロアルバム。
ほとばしるパワフル&エネルギッシュなヴォーカル、そして溢れ出す生への賛歌。
隠しきれないパンク・スピリットが最高だ。
彼女の声を聴いてると、グイッと背中を押されてしまう。「これでいいの?まだまだやれるでしょ!」
永原真夏
we are (2016-03-16)
売り上げランキング: 62,109
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#3. Perfume / COSMIC EXPLORER
前作からの2年半の間にリリースされたシングル曲は全部収録、新曲は5曲のみ。
と言う構成に、不安が拭えなかったのだが、全くの杞憂だった。
Perfumeのコズミック・トラベル・ストーリー、パーフェクト。
Perfume
Universal Music =music= (2016-04-06)
売り上げランキング: 755
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#2. NOT WONK / This Ordinary
北海道・苫小牧をベースに活動するヤング・インディ・パンク・バンド。
若さに任せてバーストするノイジーなパンクロックから、年齢不相応の落ち着いた引きを
見せる楽曲まで、末恐ろしい才能の塊に震えが止まらない。
10代で聴きたかったし、もっと若い奴らに届いて欲しい。NOT WONKは希望。
NOT WONK
KILIKILIVILLA (2016-06-15)
売り上げランキング: 124,603
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#1. 相対性理論 / 天声ジングル
なんと1st Halfから変わらず、 1位はぶっちぎりで相対性理論「天声ジングル」でした。
迷走していた「TOWN AGE」から一変、過去の相対性理論とは完全に決別。
1stから聴いてるけど、ここまで感動的な音楽体験をできるとは思ってもみなかった。
エンドレスループで繰り返す至福のミュージック。輪廻転生、大成功。
相対性理論
みらいrecords (2016-04-27)
売り上げランキング: 2,598
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以上!
リストです。
Fox&Kitten Best Album 2016
1.相対性理論 / 天声ジングル
2.NOT WONK / This Ordinary
3.Perfume / COSMIC EXPLORER
4.永原真夏 / バイオロジー
5.ナードマグネット / CRAZY,STUPID,LOVE
6.宇多田ヒカル / Fantome
7.Rihanna / ANTI
8.片想い / QUIERO V.I.P.
9.寺嶋由芙 / わたしになる
10.ミツメ / A Long Day
11.METAFIVE / META
12.David Bowie / ★
13.Negicco / ティー・フォー・スリー
14.岡村靖幸 / 幸福
15.Seiho / Collapse
16.Bon Iver / 22,A Million
17.DENIMS / iggy&pops
18.吉澤嘉代子 / 吉澤嘉代子とうつくしい人たち
19.ラブリーサマーちゃん / LSC
20.Shiggy Jr. / ALL ABOUT POP
21.ゆるめるモ! / WE ARE A ROCK FESTIVAL
22.The 1975 / i like it when you sleep,for you are so beautiful yet so unaware of it
23.Weezer / Weezer (White album)
24.Whitney / Light Upon The Lake
25.音沙汰 / 荒野の彗星
26.パブリック娘。/ 初恋とはなんぞや
27.大森靖子 / TOKYO BLACK HOLE
28.白波多カミン with Placebo Foxes / 空席のサーカス
29.Yumi Zouma / Yoncalla
30.D.A.N. / D.A.N.
まとめ:
思ったより上半期を引きずり、全体的には上半期のリストにちょいちょい
下半期にリリースされたアルバムをまぶしていった印象のリストになった。
上半期に傑作が多かったのと、下半期に生活スタイルが変わりすぎて、
音楽聴くどころじゃねえ!状態に陥ったのはめちゃくちゃ大きかった。
去年の12月に子供が生まれたのですが、ちょうど夏前頃から動き回ったり、
あれこれ周りのものにちょっかい出したり、手がかかる時期に入りまして。
1日中すぴーすぴー寝てるだけなら、それなりに時間もあったのだけど、
家にいて空いてる時間は全部子供用!寝るまで!という状態です。
トトロの目玉を食いちぎるという事件なども勃発(ホラーか!)
もちろん嫁さんの大変さは僕の比じゃないんですけど・・・。
RADIOHEADのアルバムよりEテレでワンワンうーたんって状態なので、
まあさもありなん・・・・という結果ですね。仕事は相変わらず多忙だし。
来年はさらにとんでもなくなりそうなので(育休終わる)、音楽との付き合い方は変えていかなきゃなあ、
と思案中です。手当たり次第話題の音を聴きまくるのではなくて(今年もあんまりできてない)、
より閉じられて、絞られた音しか聞かないリスナーになってしまうことでしょう。
できる限り抵抗していきたいですが!
AppleMusicは聴く時間がなくって、下半期はほとんど使っていません。
どうしても聴きたくって欲しいアルバムは買うし。
とにかくもう少し落ち着きたい。
洋楽は30枚中7枚でした。
もともと8:2の比率で洋楽リスナーだった僕が、
2013年のビッグバンを受け(具体的に言うと大森靖子とでんぱ組.incです)、
聴き方が激変してから3年。去年は30枚中、洋楽10枚だったのでまた減ったなあ。
洋楽聴くのに構えてしまう自分がいる。この辺はもう少し戻していきたい。
いろいろあった2016年でしたね。
邦楽シーンだけ振り返っても、
いちばんでかいのはSMAP解散、宇多田のヒット、ピコ太郎にRADIOFISH。
洋楽シーンではスターがたくさんいなくなってしまいました。
デヴィッド・ボウイ、プリンス、ジョージ・マイケル。
あとから振り返っても、とても象徴的な年と記憶されるのではないだろうか。
キツくて楽しい1年だったんだけど、最後にこの1曲で締めたいです。
2016年のパーソン・オブ・ザ・イヤーを選ぶならこの人しかいない。
永原真夏。
・・・・が所属してるSEBASTIAN X(活動休止中)で「ワンダフルワールド」。