4年半ぶり6枚目のニューアルバム「Tranquility Base Hotel + Casino」をリリースしたばかりのArctic Monkeys。
「北極の猿たち」を名乗るイングランド中部の工業都市・シェフィールド出身の4人組バンドは、
2005年10月にデビューシングル「I Bet You Look Good On The Dancefloor」をリリースすると、
いきなり着火し1週間で4万枚をセールス。全英初登場1位を記録すると共に「オアシス以来の衝撃」と絶賛され、
翌年1月にリリースされた1stアルバムは大ヒットを記録し、英国内の主要音楽賞を総なめ。
日本ではこの年にSUMMERSONIC 2006のマウンテンステージに登場(満員入場規制でした)。
翌年のサマソニではなんとメインステージのヘッドライナーを飾るというサマソニ史上最速出世。
当時、このヘッドライナー抜擢は物議を醸したけれど、今となっては正解だったと思います。
その後はアルバムごとに音楽性を変化させながら、すべてのアルバムを全英チャート1位に送り込み、
英国を代表するロックバンドとしての地位を確立しております。
で、そんなArctic Monkeys。
アルバムリリースを記念してFox&Kittenがよくやってる企画「My Favorite 10」を編纂。
Fox & Kittenが選ぶArctic Monkeysの10曲、どぞ。
10. She’s Thunderstorms
(from 4th Album “Suck It And See” 2011)
9. Teddy Picker
(from 2nd Album “Favourite Worst Nightmare” 2007)
8. D is For Dangerous
(from 2nd Album “Favourite Worst Nightmare” 2007)
7. The View From The Afternoon
(from 1st Album “Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not” 2006)
6. Dancing Shoes
(from 1st Album “Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not” 2006)
5. Fake Tales of San Francisco
(from 1st Album “Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not” 2006)
4. Brianstorm
(from 2nd Album “Favourite Worst Nightmare” 2007)
3. I Bet You Look Good On The Dancefloor
(from 1st Album “Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not” 2006)
2. The Hellcat Spangled Shalalala
(from 4th Album “Suck It And See” 2011)
1. When The Sun Goes Down
(from 1st Album “Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not” 2006)
というわけでArctic MonkeysのMy Favorite 10でした。
1stから5曲&2ndから3曲、と初期偏重主義者ぽいですけど、
1曲も選ばなかった「AM」も「Humbug」も好きなんです。
アルバムトータルとして素晴らしくって、曲単位で好きってのがないんですよね。
だから10曲までと制限つけて絞るとどうしても漏れてしまった。
3rd以降ではメロディアスな4th「Suck It And See」がフェイバリット。
セールスは一番振るわなかったみたいですけど・・・・。
さてニューアルバム「Tranquility Base Hotel + Casino」。
リリースまで一切楽曲公開なしという手法が取られましたが、蓋を開けてみたらびっくり。
「ただ僕はストロークスの一員になりたかった」との独白から始まる、Alex Turnerの趣味が
全開放された官能的でアダルティなアルバム。ピアノ主体で作曲、ハネたロック・ソングは一切なし。
評論家は絶賛していますが、ファンの反応は完全なる賛否両論ですね・・・。
彼らがアルバムごとにスタイルを変えるバンドってことは周知の事実だったと思うんですが、
あまりにもスタイルを変えすぎて戸惑い面食らう人が多かった模様。
2006年のデビュー当時にタイムスリップして、当時のファンをつかまえて
「12年後に彼らがこんなアルバムを出すよ」って聴かせても信じてもらえないでしょう。
まあThe Beatlesなんかも1962年と1970年じゃ完全に別バンドみたいなんですけど・・・
改めて前作「AM」の「Do I Wanna Know?」なんかを聴くと、ああ4年前と地続きなんだなあと感じるけれど。
特に日本のファンは1stの頃のインパクトがでかすぎて、叶わないとは知りながらも
プリミティヴで初期衝動にあふれたロックアルバムを期待してしまう節があったように思う。
最初は驚きがあるとは思いますが、じっくりと聞き込みがいがある良作だと思います。
気づいたら再生ボタンを押しているときもあって、なかなかに後を引く作品かも。
Pitchforkの評価は「AM」を超えたようです。
TBHCのピッチフォーク評価がアークティック史上最高点!AM超えた! pic.twitter.com/cM8f3dHKM8— ズーム (@zoom_AM_RH_love) 2018年5月14日
アークティック・モンキーズ
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2012年ロンドン五輪閉会式でのArctic Monkeysのパフォーマンス。
ひさびさの洋楽アーティストのMF10だった。
Foo Fighters以来か・・・。
[過去のアーカイヴ]
prismism
500:NIRVANA
600:OASIS
700:Weezer
800:Perfume
900:The Smashing Pumpkins
Fox&Kitten
リリース記念:Pixies
100:Sonic Youth
リリース記念:Foo Fighters
出産記念:大森靖子
復活記念:THE YELLOW MONKEY
リリース記念:相対性理論
リリース記念:きゃりーぱみゅぱみゅ
400:ゆるめるモ!
500:SEBASTIAN X & 永原真夏
ふぁんたる
日本武道館公演記念:でんぱ組.inc (2014 Version)
WORLD TOUR FINAL記念:でんぱ組.inc (2015 Version)