Diane Birchを初めて観たときの衝撃は未だによく覚えてる
2010年のフジロック、FIELD OF HEAVENでのパフォーマンス。
Atoms For Peaceと被ってたので全部は観れなかったんだけど、本物中の本物だと震えた。
さすがにトム・ヨークを頭から観ないという選択肢は取れなかったんだけど、
このままヘブンに居続けても後悔はしなかったかもしれない。それくらいずば抜けていた。
・・・このライヴから、もう8年なんですね。
最近はあんまり追えていなかったんですが、Diane Birchの新曲が出たって情報をキャッチ。
タイトルは「In It for the Race」。
Dianeは2ndアルバム以降、彼女のルーツでもあるダークでゴシックな方向に振れていたんですが、
AORと距離を詰めたような緩やかなグルーヴに自然と身体が揺らされるこの曲は、
1stアルバム「Bible Belt」への揺り戻しも感じる楽曲で、これはちょっと注目です。
6月の来日公演が「Bible Belt」楽曲中心だったってことも影響してそうな。
行きたかった。愛があふれてて好きなレビュ。
進化を続けるシンガー・ソングライターが約2年ぶりに来日
傑作デビュー盤『バイブル・ベルト』の曲を中心に歌う夜
で、傑作デビュー盤である2009年リリースの「Bible Belt」です。今聴いてもたまんないですね。
しかし、大御所プロデューサーが彼女の歌声をレトロ・モダンなソウル方面で料理した・・・
というのがほんとうのとこなんだろうか。キャリアを軌道に乗せてくれたアルバムとはいえ、
Dianeが多少なりとも複雑な思いを抱えていたのは間違いなさそうです。
「Valentino」のMVかっわいい。
そしてややダークでゴシックな趣味嗜好が大きく反映されたのが、
2013年の2ndアルバム「Speak A Little Louder」。これが彼女の本質なんでしょうね。
「Bible Belt」で惚れ込んだんですが、どちらかというとこっちの音楽性のが好きだったりします。
あまりにも趣が異なる2枚ですが、どちらも素晴らしいですよ。
「Speak A Little Louder」以降、Dianeはメジャーレーベルを離脱してベルリンに移住。
露出がぐっと減ったのもあり、あまり情報を追えていなかったんですが、
2016年にはEP「Nous」をリリース。さらにシングルを何枚かリリースしてます。
2016年リリースの「Night Time Walking」MV。
2017年リリースの「The End」MV。
最後に、ロケーションも最高な2016年のライヴ映像。至福としか。